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ピマコットンについて

ペルーの人はそのすべすべとした柔らかい感触と美しい光沢のために ピマコットンをスペイン語でスウェードを意味する”gamuza”(ガムーサ)と呼んでいます。 加工すると非常に滑らかで、シルクのような生地に変貌する繊維です。

ピマコットンは、栽培条件が 非常に難しく綿が育つのに適した環境が非常に少ない希少価値の高い繊維です。 ペルー以外では、アメリカの南西部やオーストラリアでも栽培されていますが、原種はペルーと言われています。産地によってお米の値段やワインの価格が違うように、同じピマコットンでもペルー産が最高品質と言われており、ぺルーではペルー北部の沿岸部、赤道に近いピウラ(Piura)の限られた場所でのみ作られています。そ の地域は、ピマコットンの栽培に完璧に近い気候条件 – つまり、少雨で快晴日が80日位連続し、かなりの高温であるが、高温過ぎないと言う条件  - が揃っているために、綿花が丁度良い適量の水分を吸い上げる為にしっとりとした高級綿ができます。ピマコットンはバルバデンセ ワタという種類に属し、高級綿で有名なエジプト綿や海島綿と同じ ランクです。超長繊維綿は細くてしなやかな糸がつくれるために、滑らかで絹のような光沢のある糸ができます。普通の綿の繊維は ピマコットンの3分の1、又は半分の長さしかありません。 また、まるで漂白したかのようにまっ白い綿がなるので、染め上がりがクリアで発色の見事な綺麗な色になります。


 

 

世界の綿花は、上から「超長繊維綿」「長繊維綿」「中長繊維綿」「中繊維綿」「短繊維綿」と5段階にランク付けされています。 綿花の品質は、繊維の長さ、グレード、そして、染色性の良さが評価のポイントとされています。綿は繊維が長ければ長いほど高級綿になります。それは、紡いだ時にそれだけ継ぎ目が少なく、繊細で強い 綿糸を作る事ができるからです。因みに、短繊維綿などは紡ぐのに適していないので、布団綿や脱脂綿に使われます。

また、綿花は色・つや、不純物の残量でグレードが決められます。 ペルーのピマコットンは全て人の手で丁寧に収穫されます。機械を使用するとごわごわした細かい不純物を取り除き切れない場合があり、その結果黄色っぽい綿糸に仕上が ることがあります。一つ一つ丁寧に収穫することは、Made in Peruの品質を保つことにも繋がっています。ペルーのピマコットンは世界の綿花総生産量のたった1割にも満たない最高級ランクの「超長繊維綿」 に分類されています。そして、更にその僅かな「超長繊維綿」の総生産量の8%にも満たない大変貴重な繊維です。毛羽が立ち難くいため、普通の綿と違い繰り返し洗濯をしても繊維が痩せて所謂「よれよれ」になり難いのも特徴です。

右の写真はラファのニットと素材表示が「ピマコットン」となっていた他社製品の比較拡大写真です。

デザインによっても違いますが、ラファのニットの殆どが、マーセル加工されたピマコットンの綿糸で編まれています。マーセル加工されたピマコットンの綿糸は毛羽立ちが少なく 大変シルキーで、発色が素晴らしく良いので、店頭で「綿100%です」とご案内しても「シルクでしょ?」と聞き返されます。ラファのピマコットンの拡大図をご覧ください。 つやつやとした光沢があり、殆ど毛羽立ちが確認できません。下の写真もご覧下さい。「高級ピマコットン100%」として販売されていた商品の拡大写真です。断面を 見ますと細かい毛羽が沢山できているのが判ります。このように細かい毛羽が出来ている物は着ている間に、 - 特に脇や袖の内側部分 - 繊維が擦れて絡み合い、毛玉 が出来てしまいます。そして、たった一日か二日着ただけでセーターが古めかしく、みすぼらしく見えてしまいます。折角の「高級品(?)」も台無しです。

また、この毛羽立ちに関しては、アルパカも同じことが言えます。本物の上質なアルパカの毛は繊維が無いので、製品となった後のニットも毛羽立ちが少なく、擦れても簡単に毛玉になりませんので、永い間新品同様の風合いが保てます。しかし、アルパカの毛糸を作る段階で出たゴミなどを掻き集めて毛糸 を作ると、確かにコスト面ではかなり安価な商品になりますが、短い繊維の集合体なので簡単に毛玉が出来て、すぐに見た目がみすぼらしくなります。

何色も鮮やかな高級綿糸を使って熟練の職人によって造られたラファの見事なニット - 満足感が違います。