TEL.03-5356-8136

〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北2-10-12-1F

アルパカについて


ペルーのアルパカは非常に希少価値の高い動物です。インターナショナル・アルパカ協会でも謡っているように、アルパカは「アンデスが育てた最高の天然繊維」です。アルパカの原産地は北アメリカといわれています。そして、その中でアジアに渡ったものが後にラクダになり、南米に渡ったのがアルパカになったという説があります。ペルーではアンデス山脈で数千年前に人に飼育され始めたそうです。現在では、ペルー政府により保護されているためアルパカを食肉用に殺すことは法律で禁じられています。アルパカの寿命は通常10年~12年、そして生後2年でオトナになります。インカ帝国時代、アルパカの繊維はステイタスシンボルとされ重要な交易品として取引されていました。最高級のアルパカは高貴なインカ人にのみ献上されるものでした。温和なアルパカはペルーの過酷な高原地方で標高4,0005,500mの高台に生息しています。そして、その厚く豪華な毛皮は過酷で極端な温度差のある草原気候(-25℃~+18)に動物が適応するよう成長します。アンデス山脈の草原気候とは、強烈な太陽光線、紫外線、身を切るような冷たい風、そして、夜になると凍えるような底冷え - 一日でこれだけ温度変化があります。胴体が約75cmで、体重が80110kgあるアルパカは非常にデリケートでラマより小柄ですばしっこい動物です。毛の長さが平均8~12cmあるにも拘わらず、太さは僅か1630ミクロンと非常に繊細で、毛の構造(中心が空洞)により滑らかなビロード、そしてふわっとした柔軟な感触が作り出されます。アルパカは羊毛よりも切れ難くて、大変丈夫です。油分・水分をはじき、皺・毛玉が出来難いのが特徴です。また、暖かい室内で着ていると、毛先が逆立ち寒い室外では、毛が寝るのが特長の一つです。

 

アルパカは、白から黒まで-中間の灰色や茶色などを含め、インカの末裔に聞くと全部で約40色の動物がいると言います。よって、染色されていないアルパカの毛で作られた毛糸を使うだけで十分きれいな模様のセーターを編み上げることができます。これらの美しい動物は先祖代々続くアンデス山脈の牧夫が現在でも飼育しており、各年の温暖な雨季の始め(11月末頃)に牧夫によって毛を刈り取られています。(ただし、最近では毎年刈毛をする地域が増えているそうです)1匹の動物で平均3.6kgの毛が取れます。中でも、最も高価なアルパカは「ベビーアルパカ」と呼ばれており、産毛を刈り込んだものです。羽根のように軽く、最も柔らかい毛糸になります。
2013年8月(南半球のペルーでは冬になります)アンデス山脈に大寒波が襲来、250,000頭のアルパカが凍死したためにペルー政府が非常事態宣言をしました。 地球温暖化の影響なのでしょうか?私たちも日頃から暖かい衣服を身に着け、暖房をなるべく使わずに済むような日常生活を心掛けたいものです。